徳島:友成咲良

 私の故郷の徳島県、まずなんといっても、ゆったりとした田舎らしさと自然が魅力

です!地下鉄のないこの地での県民の主要交通手段である汽車は、最大3両で、1時間

に平均2本ほどしか走りません。また、県内には自動改札口がないため駅員さんが1人

ひとりの切符をチェックしてくれる様子は、なんとも田舎らしい光景ではないでしょ

うか。そして、県全体に広がる自然…例えば、本州と四国をつなぐ明石海峡大橋の下

で見られる渦潮、900年以上経った今も山奥に存在する祖谷のかずら橋、ウミガメの

産卵場所となる海辺などは、自然を感じられるおすすめスポットです。県の中心市街

地はそれほど派手ではなく、地方ならではの落ち着きがあります。

 しかし、そんな静かな徳島と打って変わって、夏にはどの県よりも人々が熱狂する

伝統的なイベントがあります。それは、毎年お盆に開催される「阿波踊り祭り」。阿

波踊りとは、日本三大盆おどりのひとつで、17世紀の江戸時代から伝わるその踊りに

は、1000を超える連(グループ)による様々な踊りや演奏曲が存在します。お祭り当日

には、色鮮やかな衣装に身を包み、下駄を鳴らして街に登場する踊り子や演奏者たち

に誰もが目を奪われます。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」、夜

が深まるにつれて、連の人々も地元住民も観光客も、みんながごちゃまぜになって、

市内中心のあちこちで踊り狂います。田舎には興味のない方だって、夏だけでもいい

ので徳島に来てみてください、きっとこの伝統の虜になるはずです〜!