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テーブル1勉強会報告 6月:斎藤 菜都実・弘中 花穏

Writer's picture: mediaisc66mediaisc66

 第一回勉強会では、主にインプットを中心にLGBTに関する知識の吸収を行いました。はじめに森山至貴著の「LGBTを読み解く」を読みあいながら、必ず知っておかなければいけない単語やその意味について全員で理解しあいました。観念的に難しいところは、お互いが自分の解釈を述べて理解を深めるました。また、内容に関する疑問点に対しても様々な意見をあげることができました。本から学んだことで、最も良かった点は、クィア・スタディーズを学ぶことの重要度を相互認識できたことです。理由としては、「①多様なセクシュアルマイノリティを、それらの差異を隠蔽することなく関連付けて考察すること ②否定的な価値づけを受け入れることで価値転倒をはかる ③アイデンティティの両義性や流動性に着目すること」となります。実際に日本で起きたLGBTに関する事件についてディスカッションを行いました。具体的に取り上げた問題は「府中青年の家事件」と「一橋大学アウティング事件」です。台湾の教育現場で起こった事件も取り上げました。

 それぞれが忙しい身だったのですが、皆が笑顔で集うことができました。メンバー全員ができるだけアクティブに発言をすることを目指していたため、初めての勉強会でも皆が良い雰囲気でディスカッションに取り組めていたと思います。 

 今後の課題としては、実際に日本で活動している団体や会社がどのようにして、へトロセクシズムの問題に対して取り組んでいるのか、また何が課題として残っているのかを調べていくことだと思っています。そして海外での問題の状況をより調べていく必要があると思っています。(斎藤)


 最初の勉強会は、主に本を共有しインプットを中心としたものでした。なぜなら、私たちは異性愛中心主義の問題について話し合う上では言葉による差別などを引き起こしたりしないよう十分な正しい知識を全員が持つことが必要だと考え、それがこの問題を解決するカギでもあると考えたからです。また、それに加えて様々な最近起こってしまった事件を踏まえて、話し合いも行われました。ここでは、より現在の問題に近づくため一人一人の意見を出し合い、それぞれの考えの共有を行い、これからどう進めていくかを考えていきました。また、今後の課題は、この問題をどう教育に取り入れていくか、その為には何が必要かを考え実践していくことだと思います。そこで、日本全体でどれくらいの認知がされているのか、また多くの人は異性愛中心主義についてどう考えているのか、といったことを調査していき、解決策に導いていく予定です。私たちのテーブルは私を含め様々な県出身のメンバーが多いので、生まれ育った地域によって違った考え方を持った環境で過ごしてきたため、経験も異なり多様な意見が集まりとても面白いです。また、その強みをどう生かすかも重要だと考えます。今は、海外参加者たちともFacebookなどを通して全員の考えやアイディアを出し合い、意見を共有しており、より具体的なものになってきています。テーブル1のメンバーは全員が前向きに物事を考え、話しやすいということもあり、とても良い雰囲気で話し合いが行われています。その上、全員が自分に何ができるか考え行動していて、新しい見方、情報が増えることによって日々内容が充実したものとなっていると思うのでこのまま、どんどん前に進んでいきたいと思います。(弘中)




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