概要
今後の議論の方向性についての話を中心に行った。すべて英語だったが全体的に楽しくかつ落ち着いた雰囲気でできた。今後の方向性を決めることができたという収穫があった。
一方、やはり英語の壁を苦とする参加者もおり今後それをどう埋めていくかが課題として見えた。
議論内容
1.「環境条項を憲法に盛り込むこと」に関する調査報告
以下3つの視点で調査。
★環境保護の基礎知識
・条約として京都議定書やモントリオール議定書がある。いずれも先進国への要求が高い。
・スペイン、韓国などはすでに憲法に環境条項を記載。
・そもそも憲法に記載する意味としては自然環境や国民生活の保護の目的がある。
★憲法に記載する是非
良い点
法的拘束力が高まり、自然保護が最重要事項となる。
憲法を変えるには国民投票が必要なため、憲法問題への関心が高まる。
一旦憲法に記載すれば変更が難しいため長期的に環境問題について考えることができる。
悪い点
そもそも憲法に記載したところで、どれほどの効果があるのかが未知数。
憲法に規定するならそれに伴う法律の整備が必要となってくる。
憲法改正に後ろ向きの国では、環境条項を変えることにより、他の条項が変えやすくなるリスクがあるとする。
★実現に向けて
・環境問題に特化した世界政府を作る。(理想が高すぎるかも)
・憲法記載を各国に促す新たな国際的枠組みを作る。
・これを目指す政治家が選ばれるようにするために、SNSなどを使い環境保護の重要性を訴える。
2.今後の方向性
・今後は気候変動問題からは離れ、民主主義の危機に陥っている国を見つける。そしてその上で、その背景で起こっている事象について研究。
→(こうなった背景)
・気候変動問題よりも、トランプのポピュリズムなど各国の政治マターのほうが参加者の関心が高い。
・より密接に民主主義とのつながりが見える。
以上。民主主義の危機については次回の勉強会後に詳述する。
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