カンボジアはとても小さい国です。おそらく、あまり知られていない国ではないでし
ょうか。特に、ヨーロッパの国々からは知名度が低いようです。カンボジアはいわゆ
る、発展途上国です。他のアセアン諸国と比較してもGDPは10カ国中9位で、社会
福祉や教育制度なども他の国に比べてまだまだです。特に政治については長年不安定
な状況が続いています。日本やその他の先進国からの援助も多く受けているものの、
その政治体制が原因で未だに経済は他の国に比べて遅れをとっている状況です。
さて、カンボジアの悪い点ばかりを書いてしまいましたが、もちろん良いところもた
くさんありますよ!
確かにカンボジアの経済はここ数年停滞していますが、近年では無関税で繊維製品を
ヨーロッパ諸国に輸出できているおかげで経済も成長しつつあります。カンボジアで
は人件費が安く、なおかつ原材料も豊富なので、中国や日本の企業は積極的にカンボ
ジアに進出し、おかげでGDPも近年では上昇傾向にあります。
ここからは文化の話に移ります。カンボジアのすべての文化は私たちのアイデンティ
ティーとして根付いています。私たちの着る服、思想、価値観、すべては私たちカン
ボジア人独自のものです。おそらく、世界に最も知られているカンボジアのものとして、アンコールワットがあるでしょう。世界の七不思議の一つにも数えられるこの建物は、世界でも最大の宗教建築であります。アンコールワットは12世紀に当時の国王によって建てられ、32年間の施工期間を経て完成しました。美しいデザインと綺麗な彫刻を備えており、未だ
に考古学者が解明できていない謎も多いです。
アンコールワット以外にも、千年以上も残り続けている寺院がたくさんあります。中
には、近年発掘されたばかりの、地下の寺院さえあります笑。カンボジアに来れば、
まるで、古代の文明を冒険しているような感覚が味わえるでしょう。
最後に、生粋の食べ物好きの私から、カンボジアの伝統料理について紹介させていた
だきます。
カンボジアには、お菓子から主食まで、様々な伝統料理があります。その多くが、
”魚”をベースにしています。カンボジアには、トンレサップ湖という、東南アジア最
大の湖があり、無数の魚が獲れます。そして、何よりトンレサップ湖は水質が大変綺
麗なので、そこで獲れる魚もまた、大変美味しいのです。私はそれらの魚を焼いてマ
ンゴーのサラダと一緒に食べるのが大好きです。
また、クメールスープという、これまた魚が入ったスープがとてつもなく美味しいの
です。魚だけでなく、クメールモーニンググローリーという野菜や、発酵させた魚か
らとった出汁がより一層美味しさを際立たせます。
まだまだ、美味しい料理はたくさんありますが、続きはgoogleで調べて見てください
笑。私が全部紹介していったら、一生このブログが続いてしまうので笑
最後に。カンボジアは決して豊かな国ではありませんが、素晴らしい歴史を持った数
多くの旧き良きお寺がたくさんあり、素敵な文化であふれています。ぜひ皆さん、一
度はカンボジアを訪れてくださいね。
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